えー、iOS5、特にXCode4になっていらい、どうも開発意欲が湧いてこない。
これはどういうことだ。XCode4になってから新しい技術、ストーリーボードが導入され、さらにはコーディングスタイルまで変更となったARCが導入され、頭を入れ替えなくてはいけなくなっているからだ。
このような状況で、ストーリーボードもARCも教科書的に勉強はするものの、今ひとつ見についていない。
これはなぜかといえば、新しいスタイルでの開発が体に身についていないことに原因があると分析する。こういうものを作りたいという欲求に対し、体をどう動かせば良いのかが、イメージできないのだ。
自分の開発の基礎となったのは「はじめてのiPhone3プログラミング」だ。
ここで示されるコードを、写経のようにXCodeに打ち込みながら、それを拡張する形で物をつくった。分かるところは変更し、分からないものはそのまま書き写す。そうしていくうちに、いろいろなバリエーションでものが作れるようになり、そして応用をする度に、わからないことが少なくなっていき、そして基礎から離れ、ほぼ応用だけで組みたれられるようになる。
しかしながら、XCode4/iOS5に相当する整理された基礎的な書籍というものはない。だから開発のための訓練ができない。だから思いを形にできないのだ。
ないのであれば、自分で作るしかない。
「はじめてのiPhone3プログラミング」をもとに、現代の技術であるXCode4、ARCを前提とするプログラミングスタイルを確立しようではないか。
いちから勉強しながらものづくりし、技術を身につけるのだ。